- Q:1
龍勢って火と煙をすっごく噴き出しますが、山火事にはならないのですか?
A:1
打ち上げをしている芦田山には、町の消防団が待機しています。団員の背負っているザックは水袋になっていて、手動のポンプを使って勢いよく水が飛び出る仕掛けになっています。打ち上げに失敗した龍勢には火薬が残っていることもありますので、とても危険を伴いますが、団員の皆さんは勇気と誇りを持ってこれに臨んでいただいています。
このように、火事については細心の注意をはらっています。
- Q:2
ロケットといいますが、「スペースシャトル」や「H-2」ロケットと、どこが同じなの?
A:2
「ロケット」とは、噴射推進装置の総称です。
「スペースシャトル」や「H-2」は液体燃料を燃やすことによりガスを発生させ、そのガスの噴射の反動により上に推しあがる、すなわち噴射推進なんですね。
龍勢は、液体燃料の代わりに固体燃料(黒色火薬)を使用しているだけで、上昇のメカニズムはまったく同じです。
- Q:3
龍勢の筒って何度も使えるの?
A:3
いいえ! 龍勢の筒は一度しか使えません。
筒はまず、黒色火薬を硬く詰めるため、カケヤによる7000〜8000回もの衝撃に耐えなければなりません。
次に底の真中に噴射口を開けます。さらに噴射口から岩のように硬く詰められた黒色火薬の中心部を削り、燃焼室を作ります。この製作手順を考えれば、火薬を詰め込む前に、すでに底に穴が開いていてはいけないのです。
それにタガでしっかり補強はしてあるものの、火薬を詰め込む衝撃と火薬が燃焼するときの高熱には、たった一度しか耐えられないのです。
- Q:4
打ち上げた龍勢や落下傘はどうなるの?
A:4
製造した流派の人たちが責任を持って回収します。
うまく上がったものは縁起物として記念になりますし、今後の作成の良い研究資料にもなります。役目を果たした筒には、火薬が燃焼する経緯や、しかけの作動の痕跡が残っているからです。
それに… 最近の龍勢にはワイヤーやアルミ箔など、工業品による材料も多く使われていますから、そういったものはきちんと回収し、ゴミを残さない、自然を壊さない、そういったことも大事ですよね。
- Q:5
龍勢って吉田町だけにしかないのですか?
A:5
いいえ!!
静岡県の草薙神社の大龍勢や、同県朝比奈龍勢、また、滋賀県米原には保存会が残されています。
今、これらの希少な伝統文化を守ろうと、各地の龍勢保存会が集結してシンポジュームも開催されています。
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