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1月14日 大波見のどんど焼(上吉田大波見)
地区の子供たちが中心となって司祭される火祭りである。
1月14日の朝、子供たちは白い息をはずませながら、手分けして青竹、松の枝、正月の松飾りを下げたもの、古達磨などを集め、河原に立てた数本の青竹を支柱としてドンド小屋をふき上げる。
夜7時頃これに点火すると、あたかも山峡に火の国が現出したと思わせる、幻想的なまつりである。
繭玉を焼いて食べ無病息災を願い、燃えくじを拾って帰り、トボウ(入口)に吊るすと悪霊を防ぐといわれている。
(県指定無形民俗文化財)(午後7時〜午後8時頃)

1月上旬 平石馬頭尊縁日(久長元郷)
馬頭観世音を祀るお堂は、吉田町指定有形文化財(建造物)となっている。
縁日には近郷近在の人々で賑わい家内安全・交通安全・五穀豊穣を祈願する。
特に家畜の守り本尊として酪農経営者などの参拝が多い。
この馬頭観世音は、江戸時代青山の修験者「一山宗念」が、元禄の頃「水月庵」を結び、宝永八年に馬頭観世音を安置したと言い伝えられている。

4月2日 浅間神社の腹帯借り(下吉田小暮)
安産祈願の信仰で篤いこの神社には、古くから妊婦に腹帯を貸す習俗がある。
腹帯を借りた女性が無事出産したあと、4月2日の祭礼にお返しにくる。新しい布を買い求めて、借りたものに添えてお返しする、倍返しの習俗である。
(午前10時〜午後3時頃)

4月3日 貴布祢神社春祭(下吉田井上)
貴布祢神社の春祭りの祭典が執行され、貴布祢神社神楽が奉奏される。
この里神楽は江戸系統に属する岩戸神楽で、秩父神社神楽と並び文化年間にさかのぼられるもので、秩父地方では最古の歴史をもつ。一神一座形式の三十六座構成されており、この中で「翁の舞」「猿田の舞」が特に芸能的にも高い評価を受けている。
(県指定無形民俗文化財)(午前10時〜午後3時頃)

4月第1土曜日 諏訪神社の獅子舞(久長元郷)
天正年間、鉢形城落城のあと、ここに土着した武士の流れをくむ人たちによって始められたという獅子舞は、幾多の変遷を経ながらも、現在も舞い続けられている。
諏訪神社の祭礼に演じられるもので「樋口流御前簓」とよび11庭の演目が現存している。
この頃、白砂公園にはカタクリの群生が開花している。
(町指定無形民俗文化財)(午前10時〜午後3時頃)

4月5日 椋神社のオイヌゲエ(下吉田芦田)
椋神社の春季例大祭で御輿が廻り神幸祭が行われる。
御輿は太鼓・笛の囃子方と弓矢の武器を持った者などが随行し、各町内で祈祷神事を行う。
神社の眷属であるオイヌ様の神像の護符を貼り替える日で、氏子中に配られる。貴布祢神社神楽が奉奏される。
(午前10時〜午後12時頃)

4月7日 産泰神社の腹帯借り(下吉田橋倉)
安産を祈願する妊婦が、橋倉の産泰様から腹帯を借受ける習俗が100年以上続いている。
無事に出産した女性が、この祭礼にお礼参りする。借りた腹帯に新しい晒布を添えてお返しする女性たちで賑わう。
神賑行事として貴布祢神社神楽(県指定無形民俗文化財)が奉奏される。
(町指定無形民俗文化財)(午前10時〜午後3時頃)

4月10日 稲荷神社のお白狐借り(下吉田井上)
養蚕・農耕・商売繁盛の神として信仰篤く、近郷近在からの参詣者で賑わう。
お白狐を借りて行った者は、翌年の祭礼に新しいものを添えてお返ししたが、現在では借りたものへ御灯明料を添えてお返しする。
神賑行事として貴布祢神社神楽(県指定無形民俗文化財)が奉奏される。
(午前10時〜午後3時頃)

4月14日 子育地蔵尊縁日(下吉田仲町)
子供の成長を祈願する仲町の子育地蔵尊では、毎月14日に、当番が堂の扉を開いて参りをしている。
特に4月14日は大祭日なので、僧侶をたのんで読経をあげ、参拝者には小旗を配ったり、福引きなどを行っている。
(午前10時〜午後2時頃)

4月17日(日) 第11回 カイドウまつり(上吉田小川)
清流と自然の保護活動を行っている「源流会」が、明ヶ平区〜小川区間の約2kmにカイドウの花約1,000本を植樹し、県道を「カイドウ街道」として花で飾った。
また、山桜も約500本を植樹し、既存の桜も含め「土坂峠千本桜」とした。
これらの開花時期に合わせ、小川公会堂にて秩父屋台囃子・豚汁の無料サービスなどが行われる。
(午前10時〜午後3時頃)

5月3日 城峯山山開き(石間城峯山)
将門伝説で知られる城峯山は、標高1037.7mで、関東平野を一望できる景勝地である。
5月3日は城峯神社で祭典を執行し、山開きを行う。
神楽殿では諏訪神社神楽(町指定無形民俗文化財)が奉奏される。
また、城峯神社参道の杉並木は美しく、登山者の心を和ませてくれる。城峯山は町指定名勝でもある。
(午前11時〜午後3時頃)

5月4日 塚越の花まつり(上吉田塚越) 

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7月旧暦6月12日 福田のふせぎ(下吉田福田)
地区の七戸の小集落で継承している。
毎年旧暦6月12日の朝から当番宿に集まり、大きなワラジを片方ずつ作り、フセギ縄をなう。村界・八坂神社前など五ケ所に、青竹を対にして、これに注連縄を張り、中央に穴のあいたフセギワラジを吊るす。また竹の片方に塞ぎ神の神札をはさみ、フセギ縄を結んだ細竹を添える。
悪霊・悪疫の侵入を防ぐ呪術的行事である。

7月14日 塚越のふせぎ(下吉田塚越)
子どもたちの司祭する行事で、7月10頃から熊野神社で、二種類のお札を手刷りにし、これを樫の小枝に紙コヨリで吊り、フセギ札を作る。お祓いを受けた後各戸へ配り、トボウ(入口)にさして悪霊・悪疫退散のまじないとする。
14日の八坂神社の祭礼の晩、子どもたちは河原に集まり花火をあげて楽しむ。

7月14日 井上の天王様(下吉田井上)
古くは、上社から下社への神幸祭を行っていたが、現在は神官・氏子総代などによって、それぞれの社前で祭典を行っている。
氏子はそれぞれの社に参詣するため社前は賑わう。
夜は7時頃から子供の手で笠鉾が曳行され、子供神輿が揉まれる。夜は花火もあげられ祭りに景気がつけられる。

7月第3土・日曜日 八坂神社大祭(下吉田上町、仲町、本町)
吉田宿の上町・仲町・本町の三町内の八坂神社祭礼で、正午から神輿渡御が行われ、そのあとに各町内から出る三基の山車が曳行される。たくさんの人々が訪れる。

8月16日 小川の百八灯(上吉田小川) 

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8月16日 小川の精霊送り(上吉田小川)
経蔵院の檀家が行う精霊送りで、陰陽道の摂理に基づき、おさごを入れた精霊御輿を作る。
午後3時頃から人々は寺に集まり酒で清め、鉦・太鼓の囃子と唱え言葉で御輿の行列をつくる。
集落の上流まで進み、再び下流まで進んで斎場へ着く。やがて村境の川へ下り、大岩へ御輿を据えて帰る。虫送りの行事と習合したものと考えられている。

8月16日 沢口の精霊送り(石間沢口)
盆送りを、地区共同で行う行事である。午前中サシ番が出て、竹で組んだ神輿をシュロの葉でふいて仕上げる。
昼食をすませ地区の人びとは、各自送り竹を持って集まり、笛・太鼓・鉦の囃子で精霊神輿を送り出す。集落の上流から下流へと進み、やがて彼岸に見立てた河原の大岩に神輿を納めて帰る。
(町指定無形民俗文化財)(午後1時〜午後2時頃)

9月15日 八幡神社祭礼(下吉田上野)
秩父牧の別当(長官)として鶴ケ窪台に居館を築いた秩父氏が、鶴岡八幡宮を勧請して館外の西方に祀ったのが、上野の鶴ケ窪八幡神社である。およそ1000年にわたって受継がれてきた祭りである。夜は花火があげられる。

10月1日 熊野神社の獅子舞(阿熊白岩)
白岩の熊野神社祭礼に演じられる獅子舞は、「熊野山御座敷佐々羅」とよばれ、慶安5年(1652)から伝承されている。
朝から獅子宿に集まり、神酒で清めたあと、午前10時頃から鬼が清め塩を撒き、獅子・笛方・花笠・法螺貝・氏子等が列をつくって社前にお参りを行う。そのあと14庭の舞が演じられ、山里に終日祭りの気分がもりあがる。
(町指定無形民俗文化財)(午前10時〜午後3時頃)

10月第二日曜日 椋神社の龍勢まつり(下吉田芦田) 

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11月3日 吉田よいとこ祭り(下吉田取方)
町民参加の大イベントとして、地域の農家、商工会、JAをはじめ、各種団体の協力により、農産物等の即売コーナー、歌謡ショー・商工祭・郷土芸能・文化展等色々な内容で、たくさんの人々が集まり、終日楽しめる。
(午前10時〜午後3時頃)

11月12日 井上古峯神社大祭(下吉田井上)
火伏せの神としての信仰が篤く、近郷近在からの参詣者で賑わっている。
仮宮を建てて、山腹の祠から御身体を降ろして祀り、貴布祢神社神楽(県指定無形民俗文化財)を奉奏する。
夜は花火があげられる。